イベントご報告 『旅人は見た-チェチェン戦争の歴史とふつうのひとびとの暮らし』 |
チェチェン支援イベントの『旅人は見た-チェチェン戦争の歴史とふつうのひとびとの暮らし』に参加してきましたので、簡単にレポートいたします。 チェチェン支援イベントというと、講演会などが多いのですが、今回はチェチェン・グルジア料理の食事会と、ロックバンドのライヴという、初めての方でも楽しめる感じのイベントでした。 お客様も20~30人は来られていて、大入り満員。大盛況でした。 ロックバンド、ムーズィカ・キオスクのライヴはとっても良かったです。 折しも、この日は労働者の祭典、メーデーの日。そして、時節柄、原発の問題についても関心が集まっている時でした。 ヴォーカルの山口花能さんの歌は、チェチェンはもちろん、原発と労働者のこともテーマに織り込んであり、 まさに今の時代にぴったりでした。 チェチェンの若者たちのことを歌った「白い指」、忌野清志郎さんの原発をテーマに歌った「サマータイムブルース」のアレンジなど、社会派メッセージを織り交ぜた歌はどれも聞き応え満点。 チェチェン・原発・労働者と、多岐に渡る社会派テーマを歌いこなせるのはこのバンドしかないと思いました。 会場からの投げ銭もたくさん集まり、しかもそれをチェチェン難民の支援に寄付して下さいました。 とても素敵だなと思いました。 歌は本当にかっこ良かったので、またぜひ聴かせて頂きたいと思いました。 チェチェン・グルジア料理のお食事会も、とても好評でした。 お客様はどの方も、おいしいと仰っていて、おかわりをする方も後を絶ちませんでした。 今回はこちらのメニューをご用意してくださいました。 これで1000円で、しかもライヴも聴けるなんて、とってもお得だなあと思いました。 【チェチェン・グルジア料理 お食事会メニュー】 ・サラート・マルコーヴィ (ニンジンのサラダ・おろしニンニクと炒めた玉ネギ入り) ・ジジガルナシュ (チェチェン風のすいとん・羊肉入り) ※ジジ(ジージク)は肉という意味で、 ガルナシは小麦粉を練ったすいとん風のものを指すそうです。 ・付け合わせ じゃがいものマッシュ (ジジガルナシュに入れて) ・ハルチョー (グルジア風のスパイシーな牛肉のスープ) ・薬味の香草 キンザ・コリアンダー (ジジガルナシュやハルチョーに入れて) ・行者ニンニクの油炒め (行者ニンニクはチェチェンでもよく食べられている ポピュラーな野菜です) ・デザート アレーヒ・ス・サーハラム (炒ったクルミにカラメルをかけたもの) ・ワイン アゼルバイジャン赤ワイン こちらは会場の様子です。 ブックギャラリーポポタムは、池袋と目白の間にあるこじんまりとした画廊兼絵本ショップです。 白地に青い模様のグジェーリの陶器や、絵付けが綺麗な木製のスプーンなどなど、可愛らしいロシアやグルジアのお土産品がたくさん並んでいて、とても素敵でした。 笑顔がキュートな、マトリョーシカちゃん。 繊細な色遣いが素敵な、グルジアの銀製ペンダントヘッド。 会場であるブックギャラリーの雰囲気にも、とても合っていると思いました。 単身チェチェンを訪れて撮影したという大学院生の写真も、大好評でした。 最終日のこの日は、展示していたポストカードが、飛ぶように売れていました。 チェチェン関係の本もかなり売れたようです。 アンドレイ・バビツキーさんのブックレット(終わりなきチェチェン戦争)が好評で、20冊以上売れたそうです。 あまりお手伝いできませんでしたが、大盛況のうちに終了して、本当に何よりでした。 また、こういった催しがあったらぜひ参加したいです。 |
by shukaori
| 2011-05-04 23:26
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